2024-11-26

カメラはなんでもいい時代になった

写真を撮るのに欠かせないカメラ。

メーカーによっては、意図的にヒエラルキーを作って「良い画質や操作感を得たければ、ランクの高いモデルを買ってください」という戦略が見受けられたし、今もそれは変わっていないと思う。

でも、最近は安価なモデルの性能も上がってきて、クライアントワークでもなければ本当に安価なモデルでも十分な撮影ができるようになったなと感じています。(もちろん、スポーツや野鳥撮影などエクストリームなものは別かもしれないけど)

自分は映像制作のクライアントワークをやっていた時代は、それなりの価格のものを使っていました。個人事業でアシスタントが何人もいるわけでもないので、せめてカメラはハイスペックなものを使った方が快適に歩留まりがいい絵が撮れるからです。

それに、クライアントワークは時間も限られています。

ゆったりと何度も撮り直しもしてられません。時間が限られているのに、「あー、AFが外れた!やり直しだ…」なんてことを何度もやっていられないのです。

話は変わって、現在は写真集製作のため、いわば自分のための撮影をメインとしているので、誤解を恐れず言えばカメラはなんでもいいになりました。

今は、センサーサイズもフルサイズのものは持っていないし、フラッグシップモデルも持っていません。

自分の中で重要なのは、「コンパクトで重すぎないカメラ」「見た目がかっこいいカメラ」なので、自然と大きくて重たいフラッグシップなどは除外されるのです。

小さくて贅沢な作りのモデルが存在しない日本メーカー

これは、カメラメーカーへの要望なのですが、「小型で贅沢な作りのカメラ」がほしいなと思っています。

重くて大きくて贅沢な作り(要はフラッグシップモデルやハイアマモデル)は存在するのですが、小型で軽量なモデルとなると、途端にチープな素材になってしまうものがほとんどだなと。

自分は、小型だけど手の込んだ作りのモデルが出てくれたら、多少高額でも頑張って購入しようと思っているのですが、コストの問題なのかそういったカメラはリリースされる気配もありません。

個人的には、富士フイルムの昔のモデル、例えばX-E1やX-E2、X-T1などは小型ながら持っていて所有欲の高まるような作りとデザインで好きでした。

時代的にもなかなか難しいのだろうけど、あのような作りの小型モデルが再び出たら歓喜するだろうなって思っています。

なんにせよ、これからは「自分の気分がアガるカメラを持つ」時代だなと感じています。

肌身離さず持っていたい、なんならベッドで一緒に寝たいカメラ(笑)があれば、写真もたくさん撮るだろうし、写真カメラ好きとしては最高だなと感じます。

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