2025-05-07

クイーンエリザベス×富士フイルムX-T4|写真と過ごす10日間のクルーズ旅 vol.4 長崎へ航海

2025年の春、僕ら夫婦が人生でやりたいと思っていたことの一つが叶った。

「船で旅をすること」、そして「船で外国へ行くこと」。それがようやく実現した。

乗ったのは、英国はキュナード社のクルーズ船、クイーンエリザベス号。
このブログは、船内で鉛筆とノートで書いていた日記をもとにしている。旅の記録であり、個人的な手記でもある。

今回の旅には、愛用している富士フイルムのX-T4を持っていた。このカメラで撮った写真も紹介していく。

航海4日目 長崎へ終日航海

広島を一日中歩き回った疲れもあり、妻は寝坊、自分は一人でリド(ビュッフェレストラン)に朝食をとりに行った。

昨晩夫婦喧嘩したせいもあってか(汗)、イマイチ気分も明るくならなかったが、午前10時頃から開催されたズンバ(ラテン系のダンスエクササイズ)で思い切り身体を動かしたら気分がスッキリ。やはり身体を動かすことは精神的にも健康にいいよね。

ついでに、妻は妻でプールのジャグジーで大分リフレッシュしたようで回復してよかった。(ちょいちょい旅先での喧華は我が家の行事…)

それはそうと、船内では(Webプランを購入しない限りは)ネットが通じない。スマホを強制シャットダウンできていることがとても功を奏している。(ちなみに、国内寄港中はもちろん通じる)

誤解を恐れず言うなれば、情報を浴びないということはこれだけ気分がざわつかず爽快かということ。

実は、普段本当は必要でもない情報を見て自分自身にダメージを与えているのでは、というドMな見方もできないこともない。それと、スマホの依存性というのは、エライ強烈なのだなということも改めて感じた。

もちろん、スマホやそこから得られる情報を全否定するつもりはない。薬のCM的にいうのであれば、「用法、容量を守って正しく使いましょう」ということなのだが、それが難しいのだけど…。

(この経験はクルーズ旅を終えた後にもとても貴重な教訓になった)

船首から見える海が広大すぎて感動する。こんな経験は飛行機に乗ってもできない。なぜなら、船と飛行機では「目線」が違いすぎるからだ。地球は水の惑星と言われて、7割は海だということを知識では知っていたが、こうやって見渡すと、本当なのだなと実感した。

午後になると、妻は仕事の打ち合わせがあるということで、部屋でリモートワークを始めた。自分は、邪魔にならないよう船内をうろついていた。(妻は仕事のため、1日限定船内Wifi利用プランを購入していた)

夜は、再びドレスアップの日だったので(毎日夕方以降は何がしかのドレスコードがある)、スーツを着て社交ダンスを見たり、バンド演奏を楽しんだ。

(この写真はスマホで撮った)

バンドに、日本人のベーシストがいたことに驚いた。コペンハーゲンをホームとして、クルーズに乗って世界中を周りながら船内や街中で演奏して生計を立てているとのこと。

自分も昔ベーシストだったのだが(プロになれなかった人です)、こんな働き方もあったのか!と非常に感銘を受けた。もう少し若い時に、そんな選択肢を知っていれば、ベーシストとしての人生はもう少し長く続いたのかもしれない。

なんて言っても、過ぎた時間は戻ってこないし、今まで進んできた人生、そしてこれからの未来を、自分の力や思考で正解にすることが生きることだと思っているから後悔はない。

さあ、明日は長崎に寄港、こちらも楽しみだ。

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