
東西に長く広がる静岡県。
熱海や伊豆は都内からアクセスも良く名も知れていますが、西部の観光地「舘山寺」にはまだ訪れたことがありませんでした。(筆者は静岡県民)
単純な興味もありましたが、観光地への応援も込めて舘山寺に行ってまいりました。
星野リゾート界遠州

今回宿泊したのは、星野リゾートの「界遠州」
東名の「舘山寺スマートインター」から10分くらいの位置にあります。(そんなに遠くない)
建物は古い雰囲気ですが、これは星野リゾートのヴィジョンがあって、「業績の悪化した施設を安く買い取り、再生して価値を上げる再生ファンドの仕組みを取り入れた」というもの。
むやみやたらに建てたり作ったりするのではなく、今あるモノを有効利用しようとする姿勢にはとても共感します。エコでいいと思う。

フロントはこんな雰囲気。
ここでチェックインなどを済ませます。(今回は部屋でチェックインしましたが)

フロントフロアではくつろげるスペースがあり、コーヒーやお茶を自由に楽しめます。


静岡県はお茶処ということで、県内の様々な茶葉が置いてあり宿泊者はそれらを楽しめます。
茶葉によって風味が異なるので、コレは好きな人にはたまらないなあと。

到着時間帯にもよりますが、界遠州が毎日開催している「利き茶体験」というイベントも無料で参加できまして(要予約)、筆者も参加してみました。

一見見た目が同じお茶でも、飲んでみるとどれも思いのほか味が違ってビックリ。
筆者夫婦は、自信満々で「コレだ!」と答えたお茶で盛大に正解を外しました(笑)人の味覚なんてそんなもんです(負け惜しみ)
そんなこんなで利き茶体験後は、部屋に戻ってご飯まで自由に過ごすのでした。
界遠州のお部屋とお食事を少しだけご紹介

界遠州の部屋からの眺め。浜名湖や舘山寺ロープウェイを目の前に景色が広がります。(部屋に戻ってよりますが)
目の前に緑と水があるってのは、個人的に心が休まるのでポイント高いです!

浜名湖パルパルや舘山寺(お寺)方面も見渡せます。

自分たちの部屋は特段広いというわけでもありませんでしたが、もちろん一般的なビジホよりも広く夫婦二人には十分でした。

洗面所に置いてあった界遠州オリジナルのソープや化粧水類。
シャれていていいじゃないですか。
そろそろ夕食時間です。

夕食は17:30と19:30の2パターンから選ぶことができました。
結論から言うと、とてもおいしかった!(小学生ばりの単純な感想笑)
具体的にどんなメニューかというのは、行ってからのお楽しみということで。ブログやYouTubeを見て、行く前にわかってしまい過ぎるのも面白くないですからね。
でも、浜松だったらコレは出るよね?っていうモノを一つだけご紹介します。

大きな壺に入った鰻ご飯!うなぎで有名の浜松ですから、出ないわけがない、そしてうなぎが大好物なので最高にうれしかった!(笑)
ちなみに、この写真については自主的ではなくスタッフのお姉さんに「ぜひ、お写真をどうぞ!」と言われて撮影しました。コレはインスタ映えしそうですもん(笑)
食事の量については、多すぎず少なすぎずでちょうどいい具合でした。
旅館でありがちなのが、「夕食多すぎ問題」
我が家はそんなに多く食べれないので、旅館に行くたびに食事の多さに圧倒されて胃腸の具合を崩したりしてしまうこともありまして。
それに残してしまうのも廃棄につながってしまうので、それはそれで心苦しいことがありました。
界遠州の食事の量については多すぎず、我が家には合っていました。とは言え少し多かったけど。まあ、食事の量は自分たちとは逆でもっと食べたいと思う方もいると思うので、なかなかむずかしい問題だよなって感じています。
さて、食後の温泉ですが、カメラを温泉エリアに持っていくのは微妙と判断したので写真はなしで。
広々としていて快適な温泉でした!
落ち着いた雰囲気の素敵なお宿でした

星野リゾートは以前にも他の場所で利用したこともあったのですが、界遠州も同様に素敵な宿でした。
個人的に感動したのは、「古い宿を上手に再利用して環境にも配慮していること、その地域に根ざしたコンテンツ(浜松でいうところのお茶やうなぎなど)を上手に生かして館内を彩ってお客さんを楽しませていること」でした。
ただただきれいな宿ってだけでは今の時代なかなか選ばれにくいし、「ウチはこういうコンセプトでやっています」ってのがきちんと目に見えているのが、星野リゾートの強みなのではないかと感じます。

そうそう、近くにある(車で10分以内)はままつフラワーパークにも寄っていきました。
見たことのない花が多く、新鮮な気持ちで楽しめました。
今回の写真は、富士フイルムX-T20とXF18-55 F2.8-4の組み合わせで撮影しましたとさ。


写真作家。元映像製作者、ベースプレイヤー、メンズファッションスタイリストとしての経歴も持つ。現在、写真作家として一作目の写真集を製作中。