ブログやYouTubeで商品撮影をして世界観を演出したい時。
メルカリやヤフオクなどオークションに売るものを撮影する時。
その品物をよりよく見せるためのコツって色々あると思います。
その中でも、今日は「背景」にこだわってみては?
ということで、僕が使っている商品撮影の背景アイテムをご紹介します。
カインズで購入した木材を商品撮影の背景に使っています
僕は、商品撮影用に↑のホームセンター「カインズ」で購入した木材を使っています。
写真上では細長い板が5枚並べてありますが、1枚単位で販売されています。
僕が買ったものは、1枚あたり約84cm×8.5cmで、正直自宅に置いておくには若干場所を取るタイプ。
ネットを探してみると、「木目っぽい模様のシート」なんかも売っているんだけど、質感や見た目がイマイチかなと思い、リアルな木材を敷いて使っているのです。
カインズでは、(店舗によって売り方は異なるかもしれませんが)、こんな風に様々な木目や色のものが販売されています。
自分が買ったものは、1枚あたり600円弱くらいで、5枚で3000円程度。これを安いと感じるか高いと感じるかは人それぞれですね。
木目や色味によって雰囲気が変わるので、撮影する商品のイメージや、自分が演出したいイメージに合わせて選ぶのも面白いかもしれません。
例えば、色が濃くて木目がハッキリしたものは男っぽいイメージが出ますし、色が塗ってあるようなものはポップな雰囲気が出ますね。
なぜ、商品撮影は背景にこだわる必要があるのか?
これは僕個人の考え方ですが、いくら素敵な商品でも「演出方法(見せ方)」次第で、イメージは良くも悪くもなると考えています。
シンプルに言ってしまえば、僕ら人間は多くのことを「ぱっと見の見た目」で決めている傾向があります。例えば、男性で言うところの、街を歩いている時によくある「あの女の子かわいいなあ…」というのが最たる例ですね笑。
で…
ブツ撮りを自宅でする場合、特に賃貸だったりすると床の木目がイマイチだったりすることも少なくありません。
家の床がカッコいい感じ、もしくは撮りたいアイテムとの相性が良ければ問題ありませんが、日本の住宅、特に賃貸ではなかなか素敵だなと思える床が少ないというのが僕の意見です。
メルカリやヤフオクなどで、少しでも高く売りたい。
ブログでのアフィリエイトや、YouTubeの商品紹介案件などで誰かに買ってもらいたい。
そんな時は、その商品を「コレは素敵なものだな」と思ってもらうことが第一歩です。
もちろん、まがい物や状態の悪いものをよく見せようとするのはNGだと思います。あとからトラブルになりかねません。
そういった相手の目をゴマかすという意味ではなく、その商品のことを理解してそれに合った演出をする、もしくは自分がカッコいいと感じる演出をする、というのが正しい見せ方だと思います。
例えば、ざるそばにしても、このようにざるに美しく盛って「美味しそうな雰囲気演出」ができているからこそ、人は美味しそうに感じるし、お金を払って食べようと思うのかなと。
これが、使い捨ての薄い紙のお皿なんかに乱雑に盛ってあったりしたらどうでしょう?
あんまり美味しそうに見えなそうですし、そんなそばに1000円も1500円も払う気が起きなくなるような気がします。
ちなみに自分の場合は、オークション目的ではなく、ブログで自分の世界観を表現するために背景にこだわっています。
きれいに撮影するときのちょっとしたコツ
厳密にいうと、ブツ撮り(商品撮影)はとても奥が深いので、ノウハウを語り始めたらキリがありません。(僕も物撮りのプロではありません汗)
もちろん、多くの人は(自分も含め)物撮り専門のプロカメラマンのようには撮れませんけれども、何も知らないよりかは多少は知識があった方がいいでしょう。
自分が自宅でライトな(軽いノリの)物撮りをするときに気をつけているのが、
「窓のそばの自然光が程よく入ってくる場所で、午前中からお昼くらいまでに撮ってしまう」
ということです。
まず、下手に部屋の電気を使って撮るくらいであれば、電気を消して自然光を使った方が経験上きれいに撮影できます。
さらに言うと、窓から入ってくる自然光に対してどの角度から商品を撮るかでも見え方は変わりますが、これはカメラマンの領域になってくるので今回は割愛します。
あとは、夕方近くなってくると、光がオレンジ色っぽく見えてくるので、写真全体の色味が夕方っぽくなってしまうことがあります。
そのアイテムが夕方っぽい雰囲気とマッチするのであれば問題ないかもしれませんが、そんなケースは決して多くはないと思います。そういった理由もあって、「自然光を使う場合は」基本はお昼くらいまでに撮ってしまっています。
カインズの木材、ちょっと場所は取るけど使えるヤツです
そんなこんなで、今回はホームセンター「カインズ」で購入した木材を物撮り用にもいかがでしょう?ということでご紹介しました。
僕は、ブログの写真撮影用に板を使っていますが、自宅の床よりもカッコよく撮影できるので昔よりも撮影するのが楽しくなりました。
もっと物撮り、上手になりたいわ〜。
それでは、また次のブログで!
写真作家。元映像製作者、ベースプレイヤー、メンズファッションスタイリストとしての経歴も持つ。現在、写真作家として一作目の写真集を製作中。