2023年、ようやく煩わしいことをせずに海外に旅に行けるようになった。
小中学生時代を海外で過ごした帰国子女である割には、大人になってから英語や海外に関する仕事には就かなかったし、海外旅行をすることさえもなかった。
なぜなのかは覚えていないが、妻と「そろそろ色々と海外も旅してみようか」ということになり、昨年から台湾やベトナム、シンガポールなど東南アジアを旅している。
その中でも、ベトナムは旅行中に終始興奮しっぱなしだったほどに刺激的な国で、その魅力に取りつかれてしまった。
この先、何度でもいきたいと思っている国だ。
ベトナムの旅にはカメラを2台持参したが、そのうちの一つ「Lumix S5Ⅱ」で撮影したベトナムの街並みをご紹介する。
緑多き街のハノイとは打って変わって、南部の中心都市ホーチミンは高層ビルも立ち並ぶ都会。
ハノイ同様、日本では見ない大量の原付が道を走っている。
青信号になっても止まってくれないことも少なくないので、最初のうちは道を渡るのすら命がけだ(汗)
過去にフランス統治下にあったベトナムには、ヨーロッパ風の建築も多い。
ホーチミンに到着した夜には、夜だったこともあってか一瞬パリに来たのか?と錯覚するくらいだった。
上の写真は、戦時中に日本軍が宿舎にもしていたというホテル「マジェスティックサイゴン」
建築はとてもヨーロッパ的だが、そばを走る大量の原付はベトナムで、文化のミックスが非常に面白い。
平均年齢が33歳のベトナムは、とにかく若い世代が多くとてもエネルギッシュだ。
夜もとても街が賑やかで非常に活気がある。
ある日、ベトナム人のドライバーにホーチミンから車で2時間ほどの田舎エリアまで連れていってもらった。
「ここはどこなんだ…」と思うような未開の場所に行くのは、とても刺激的である。
さて、パナソニックのカメラ「S5Ⅱ」だが、結論から言うと写真を撮るにも動画を撮るにもとてもいいカメラだと感じる。
多くの人は、キヤノン、ニコン、ソニーを選ぶので、「ルミックス?ふーん…」というのが正直な意見だろう。個人的にはもっと評価されてもいいメーカーだなと思っている。
写真の色味は少し鮮やかめできれいだし(モノクロもすごくいい)、動画撮影は元々GHシリーズなどで定評がある。自分も映像制作の仕事をしていた時期は、GH5やGH6、S5などに大変お世話になった。
レンズの見た目はあまり好みではないが、描写は素晴らしく、シグマやライカのLマウントレンズも使える。(今回の作例は、Lumix 50mm F1.8と20-60mm F3.5-5.6で撮影)
まあ、今の時代はどこのメーカーもきれいに撮れるので、こういった他人のレビューはあまり当てにしすぎないで、自分で触ってみてフィーリングがグッとくるものを選ぶのが一番だと思いますが(笑)
写真作家。元映像製作者、ベースプレイヤー、メンズファッションスタイリストとしての経歴も持つ。現在、写真作家として一作目の写真集を製作中。