ネットにあなたが求める真の答えは見つからない【バイアスからの解放】

生きていると、何かと選択をすることって多いと思います。

何を買うのかにしても、どんな仕事をするかにしても、どんな生き方をしていくかにしろ、人生は「選択することの連続」ですよね。

でも、この「自分で選ぶ」という行為は意外と厄介だと思っていて。

自分で選んでいるつもりでも、実は自分で選んでいないなんてこともあるのかなと。

何が言いたいかというと、現代を生きる僕らはさまざまな情報を多方面から浴びすぎていて本来の自分軸を失っているかもしれないということです。

それを選んだのはあなたの本当の意思か

例えば、現在の典型的なモノの選び方として、「インフルエンサーや有名人が良いと言っているから買った」というものがあります。

もしくは、大勢の人が買っているから、コレは良いものに違いないという選び方。

これは、「バンドワゴン効果」と言って、大勢の人が選択しているから正しいと思い込んでしまったり、インフルエンサーが良いと言っているから間違いないだろうと思い込んでしまう認知の歪みです。

エラそうに書いている自分も、かなり気をつけていないとコレに陥ってしまいがちです。むしろ、現代社会でここから抜け出すのは至難の業だと思う。

もちろん、インフルエンサーが良いと言ったもの(もしくは大勢の人が良いと言っているもの)が、自分軸と重なる時だってあるでしょう。でも、これだけ情報を浴びざるをえない今の世の中、ただでさえ本来の自分の軸が見えなくなりがちです。

自分の軸だと思っていたものが実は第三者の思考に侵略されてしまっていたなんてことも起こっているのかなと。厄介なのは、それになかなか自分で気づきにくいということです。

選んでも選んでも、買っても買っても何だかどこか満たされない場合、もしかしたら本当の自分の意思とは遠いところでモノを選んでしまっているのかもしれません。

情報を疑うことの必要性

正しいとされている情報を疑うことも、自分は情報が多い今の世の中を生きる上で必要だと考えています。

例えば、健康情報では「小麦粉(グルテン)は身体に悪さをするので摂取しない方がいい」なんて情報が今はメジャーです。

でも、本当にそうなのか。

もちろん、それで体調を崩す人、病気になる人もいるでしょうが、一方で小麦を摂取し続けていても健康で長寿の人もいるはずです。

実際に、自分にとって小麦が有益なモノなのか、害を与えるモノなのかは、実際にある程度摂取し続けないとわかりませんし、その情報だけで小麦を悪と決めつけるのはどうかなと思います。(もちろん、摂り過ぎれば何だって害になりますけど汗)

しかも、小麦を食べ続けた人が病気になったというロジカルなデータが存在していたとしても、小麦が原因で病になったかなんて詳細には調べきれないはずです。

インターネット上に落ちている情報を全て間違いだという気は全くありませんが、ネットの情報は自分用にカスタマイズされたモノではない、コレは確実に言えることでしょう。

自分なりに、咀嚼して疑って取り入れてみて、はじめて自分にとってそれが正しかったのか、間違っていたのかがわかるのだと思います。

自分の軸を取り戻そう

情報社会を生きる僕ら。

どうしたって、いろいろなノイズに心を奪われがちです。

本当は何が好きなのか。

本当に自分が欲してるものは何なのか。

本当は、どんな風に生きていきたいのか。

忙しい世を生きる僕らは、一度立ち止まってゆっくり考えてみる時間も必要なのではないでしょうか。

本来の自分を取り戻すために。

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